石川馨先生とTQM
TQMの生みの親であり、日本的品質管理の優位性を世界に実証。
今から25年前TQCが日本で全盛の頃、ISOという言葉すらまだ世間で認識されていない時代に石川先生は大学院の講義の中で、ISOとTQMのシナジー効果を説いて居られました。
1980年代、日本製品は最高の品質で世界中のマーケットに進出しました。 世界に冠たる日本の製造技術を支えたマネジメント・システムが当時全盛のTQCでした。高度な数理統計学を基に、QCサークル活動などの日本オリジナルの小集団活動を活用した改善は、現場の固有技術と経営の管理技術を同期させ、全社的品質管理(TQC:Total Quality Control)の優位性・卓越性を世界に実証しました。そのTQCの生みの親であり、その後様々な分野の業界に深い影響を及ぼした中心的指導者が故・石川馨博士です。博士は元東京大学教授、東京都市大学(当時の武蔵工業大学)の学長であり、その実績と貢献に対して日本の「デミング賞」、アメリカ品質管理協会の「グラント賞」及び「シューハート・メダル」等を80年代に受賞され、フォード社、IBM社を筆頭に指導に当った世界中のトップ企業から、その功績に対して今尚高い評価と賞賛を戴いております。
それから四半世紀を経た今、石川博士に直接指導を受けた弟子の一人が、師から学んだTQCの理念を基に、TQM、シックス シグマ等の優れた管理技術を日本のみならず世界の企業様に対して発信していくために、この株式会社七星社を設立しました。石川先生のご指導を賜った諸先輩方は枚挙に遑がなく、その末席を汚す最後の弟子ではありますが石川先生を心よりご尊敬申し上げ、先生の志は大切に守って行きたいと考えます。
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石川馨先生
「ISOやTQCなどはお互い乗り入れしてこそ向上出来る。片輪走行じゃダメだ。」
「特性要因図は魚の骨じゃ数が少なすぎて駄目。魚じゃなくてゴジラの骨をかくつもりで作れ。」 |